初めての自作PC #3 マザーボード編 【おすすめマザーボード2020年】
こんにちは、ゆーじるです(^^)/
第3話は”マザーボード”のお話です。
CPUを決めたら次に決めるのはマザーボードです。
ただしどれを好きに選んでもいいというわけではなく、
しっかり規格に合ったものを選ばなければいけません。
マザーボードとは
マザーボードとは、パソコンの中心となる基盤です。
全てのパーツは、このマザーボードに接続されます。
呼び方は、”マザーボード”や”マザボ”、”MB”、”M/B”などと呼ばれることもあります。
CPUが人間でいう脳とよくたとえられますが、マザーボードは人間でいう身体と例えられます。
このマザーボードには、チップセットと呼ばれる物が搭載されていて、
USBやSATA、オーディオやインターフェースやハードウェアはすべてこの
チップセットにより制御されています。
ゲーミングモデルでは、オーバークロックによる、電圧や負荷に耐えられるように、
より品質の高いコンデンサや電源回路を搭載しています。
この"チップセット"が各CPUにより対応しているものが異なりますので、
購入する際は要注意となります。
CPUソケット
CPUを取り付ける場所となります。
CPUによりソケット形状が違うので注意が必要です。
Intel製CPUの場合、LGAと呼ばれるソケットタイプとなります。
AMD製CPUの場合、AM4やAM3+等と呼ばれるソケットタイプとなります。
メモリスロット
メモリを取り付ける場所となります。
ノートパソコン用メモリ(O.DIMM)とは形状が異なるので注意です。
自作PCを組み立てる際は、長いタイプ(DIMM)のメモリを購入してください。
マザーボードにより、搭載できるメモリの容量や規格が異なります。
規格の数字が高ければ高いほど、より高速で高性能になります。
今はDDR4が主流となっております。
メモリを2枚使うことにより、デュアルチャネルと呼ばれる機能が使えるようになり、
より高速にメモリを運用できるようになります。
ですので、メモリを購入する際は16GBを1枚で使用するより、
8GBを2枚で使用する方がより高性能になります。
※デュアルチャネルは、メモリスロット位置が決まっているので、
マザーボードの取扱説明書をご覧ください。
PCIeスロットx16
主にグラフィックボードを搭載するスロットになります。
2枚や3枚グラフィックボードを刺すことで、SLI等といった、
より高速に描画計算ができるようになる機能もあります。
電源コネクタ
マザーボード本体や、各種パーツに電源を供給するためのコネクタです。
こちらを刺さないとパソコンは起動しません。
CPU補助電源
CPUへ直接電源を供給するための補助電源となってます。
CPUに負荷がかかった時に、電圧不足で不安定にならないようにするために取り付けます。
つけないとエラーが出ますので、電源をこうにゅうする際は、補助電源のピン数を考慮しましょう。
最近のマザーボードは8+4ピンと2本刺せるようになっておりますが、4ピンの方は
刺さなくても起動するモデルもあります。(私のマザーボードがこのタイプでした。)
I/Oポート
USBやオーディオ出力や映像出力やLANポートがある部分です。
具体的には、マウスやキーボード、ヘッドホンをつけたりする場所になります。
グラフィックボードを搭載していない方は、こちら映像出力もあります(グラフィック機能搭載CPUに限る)。
マザーボード規格
マザーボードの規格は大きく3種類あります。
規格とは言いますが、正確には基盤のサイズになります。
この基盤のサイズにより、拡張性、搭載スロット数、機能数が異なってきます。
マザーボードの規格は”ATX”、”Micro-ATX"、”Mini-ITX”の3種類が代表的で、
一般的には”ATX"が主流となっております。
ATX
”ATX”マザーボードです。一般的な3種類のうち、一番大きいサイズとなっております。
基板サイズは305mm x 244mmの大きさとなっております。
タワー型デスクトップパソコンでは、ほぼこの”ATX"となっております。
基板サイズが大きいメリットとしては、コネクタやスロット数が豊富です。
よって、各種パーツの拡張性が非常に大きいです。
デメリットとしては、基盤が大きいため、パソコンケースも大きくなります。
小さいパソコンを作りたいとかではない限り、品数も多いので、”ATX"規格を
購入することをお勧めします。
メモリスロットが4~8スロット、拡張スロットが最大で7つとなっている。
Micro-ATX
"Micro-ATX"マザーボードです。一般的な3種類のうち、2番目に大きいサイズです。
基板サイズは244mm x 244mmの正方形となっております。
"ATX"規格のやや小型サイズとなっていて、省スペースのパソコンを作ることができます。
”ATX”規格に比べ、取り付けられるパーツの数が減っており、拡張性は落ちます。
メリットとしては、省スペース、価格が安めとコストパフォーマンスに優れます。
パソコンをデスクの上に置きたいけど、あまりスペースを取りたくなくて、
コスパのいいパソコンを組みたい人向けです。
メモリスロットが2~4スロット、拡張スロットが最大で4つとなっている。
Mini-ITX
"Mini-ITX"マザーボードです。一般的な3種類のうち、一番小さいサイズです。
基板サイズは170mm x 170mmの正方形となっております。
"Micro-ATX"規格よりも小型サイズなっていて、さらに小さいサイズのパソコンを作る際に
用いられます。
基盤が小さいため、拡張性もなく、機能も最低限になっているものがほとんどです。
PCケースが小さくできるが、逆に冷却性が悪くなり、小型なのにコストもかかります。
品数も少ないため、選択肢は狭いです。
なので、メインPC用ではなく、サブPC用としてはいいかもしれません。
また、かわいいPCケースが多く、女性に人気だとか!
メモリスロットが1~2スロット、拡張スロットが基本1つとなっている。
マザーボードを取り付ける際の注意点
選ぶ際に初心者には何が何だかわからないと思いますので、
Intel製とAMD製で1つずつCPUを例にあげて、選び方のポイントをご紹介いたします。
Intel Core i7 10700K
第10世代Intel製CPUに対応しているチップセットを搭載しているマザーボードを探す必要があります。
対応しているチップセットは”Intel400シリーズ”となっています。
”Z490”や”H470”や”B460”の400シリーズから選択することになります。
さらに細かく紹介すると、
Zシリーズ・・・オーバークロック対応モデル。基本的に高価格高機能高耐久性となっていて、
負荷のかかるゲームや、オバークロックをする方はこの製品を選びます。
Hシリーズ・・・ミドルクラスのマザーボード。一般的にはこのHシリーズを購入するといいでしょう。
拡張性や機能も豊富で、オーバークロックしない方は基本的にこのシリーズを選択。
Bシリーズ・・・エントリークラスのマザーボード。最廉価グレードとなっており、機能等は最低限あります。
Bシリーズにもゲーミングモデルがあるので、自分の用途に拡張性が合っていれば、
最もコスパの高いシリーズとなります。
AMD Ryzen7 3700X
第3世代AMD製CPUに対応しているチップセットを搭載しているマザーボードを探す必要があります。
対応しているマザーボードは"AMD300、400、500シリーズ”となっています。
※300、400シリーズはBIOS更新が必要になるので、初めての方は500シリーズを選ぼう。
”X570"や”B550”シリーズから選択することになります。
Xシリーズ・・・ーバークロック対応モデル。基本的に高価格高機能高耐久性となっていて、
負荷のかかるゲームや、オバークロックをする方はこの製品を選びます。
Bシリーズ・・・エントリークラスのマザーボード。最廉価グレードとなっており、機能等は最低限あります。
Bシリーズにもゲーミングモデルがあるので、自分の用途に拡張性が合っていれば、
最もコスパの高いシリーズとなります。
Intelと違い、中間グレードがありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初めての方はわかりづらいかと思いますが、一つ一つ理解すればわかりやすいと思います。
最後に2種類紹介しましたが、あくまでマザーボードの選択の時の参考になればと思います。
色々な種類がありわかりづらいかと思いますが、少し検索すれば出てきますので、
自分で勉強してみてみるのもありかなと思います。
それでは、よりよい自作PCライフを!(^^)/