ゆーじるブログ

PC周辺機やゲームのブログ

初めての自作PC #3 マザーボード編 【おすすめマザーボード2020年】

こんにちは、ゆーじるです(^^)/


f:id:Uzil:20201010124440p:plain

第3話は”マザーボード”のお話です。
CPUを決めたら次に決めるのはマザーボードです。
ただしどれを好きに選んでもいいというわけではなく、
しっかり規格に合ったものを選ばなければいけません。

マザーボードとは

マザーボードとは、パソコンの中心となる基盤です。
全てのパーツは、このマザーボードに接続されます。

呼び方は、”マザーボード”や”マザボ”、”MB”、”M/B”などと呼ばれることもあります。

CPUが人間でいう脳とよくたとえられますが、マザーボードは人間でいう身体と例えられます。

このマザーボードには、チップセットと呼ばれる物が搭載されていて、
USBやSATA、オーディオやインターフェースやハードウェアはすべてこの
チップセットにより制御されています。

ゲーミングモデルでは、オーバークロックによる、電圧や負荷に耐えられるように、
より品質の高いコンデンサや電源回路を搭載しています。

この"チップセット"が各CPUにより対応しているものが異なりますので、
購入する際は要注意となります。

f:id:Uzil:20201010222808p:plain
各パーツの詳細

チップセット

全てのインターフェースやハードウェアのコントロールを司る、マザーボードの本体と言っても過言ではありません。

チップセットはCPUからマザーボードの各システムへと繋ぐ、非常に重要なパーツです。

CPUソケット

CPUを取り付ける場所となります。
CPUによりソケット形状が違うので注意が必要です。

Intel製CPUの場合、LGAと呼ばれるソケットタイプとなります。
AMD製CPUの場合、AM4やAM3+等と呼ばれるソケットタイプとなります。

Intel製とAMD製は兼用できません。

メモリスロット

f:id:Uzil:20201010231757j:plain

メモリを取り付ける場所となります。
ノートパソコン用メモリ(O.DIMM)とは形状が異なるので注意です。
自作PCを組み立てる際は、長いタイプ(DIMM)のメモリを購入してください。

マザーボードにより、搭載できるメモリの容量や規格が異なります。
規格の数字が高ければ高いほど、より高速で高性能になります。

今はDDR4が主流となっております。

メモリを2枚使うことにより、デュアルチャネルと呼ばれる機能が使えるようになり、
より高速にメモリを運用できるようになります。

ですので、メモリを購入する際は16GBを1枚で使用するより、
8GBを2枚で使用する方がより高性能になります。
※デュアルチャネルは、メモリスロット位置が決まっているので、
マザーボードの取扱説明書をご覧ください。

PCIeスロットx16

主にグラフィックボードを搭載するスロットになります。
2枚や3枚グラフィックボードを刺すことで、SLI等といった、
より高速に描画計算ができるようになる機能もあります。

PCIeスロットx1、x4

拡張カードを搭載するスロットになります。

拡張カードはPCIe対応しているものを取り付け可能となります。

電源コネクタ

マザーボード本体や、各種パーツに電源を供給するためのコネクタです。
こちらを刺さないとパソコンは起動しません。

CPU補助電源

CPUへ直接電源を供給するための補助電源となってます。
CPUに負荷がかかった時に、電圧不足で不安定にならないようにするために取り付けます。
つけないとエラーが出ますので、電源をこうにゅうする際は、補助電源のピン数を考慮しましょう。

最近のマザーボードは8+4ピンと2本刺せるようになっておりますが、4ピンの方は
刺さなくても起動するモデルもあります。(私のマザーボードがこのタイプでした。)

I/Oポート

USBやオーディオ出力や映像出力やLANポートがある部分です。
具体的には、マウスやキーボード、ヘッドホンをつけたりする場所になります。
グラフィックボードを搭載していない方は、こちら映像出力もあります(グラフィック機能搭載CPUに限る)。

マザーボード規格

マザーボードの規格は大きく3種類あります。
規格とは言いますが、正確には基盤のサイズになります。

この基盤のサイズにより、拡張性、搭載スロット数、機能数が異なってきます。

マザーボードの規格は”ATX”、”Micro-ATX"、”Mini-ITX”の3種類が代表的で、
一般的には”ATX"が主流となっております。

ATX

f:id:Uzil:20201010223755j:plain

ATXマザーボードです。一般的な3種類のうち、一番大きいサイズとなっております。

基板サイズは305mm x 244mmの大きさとなっております。
タワー型デスクトップパソコンでは、ほぼこの”ATX"となっております。

基板サイズが大きいメリットとしては、コネクタやスロット数が豊富です。
よって、各種パーツの拡張性が非常に大きいです。

デメリットとしては、基盤が大きいため、パソコンケースも大きくなります。

小さいパソコンを作りたいとかではない限り、品数も多いので、”ATX"規格を
購入することをお勧めします。

メモリスロットが4~8スロット、拡張スロットが最大で7つとなっている。

Micro-ATX

f:id:Uzil:20201010224459j:plain

"Micro-ATX"マザーボードです。一般的な3種類のうち、2番目に大きいサイズです。

基板サイズは244mm x 244mmの正方形となっております。
"ATX"規格のやや小型サイズとなっていて、省スペースのパソコンを作ることができます。

ATX”規格に比べ、取り付けられるパーツの数が減っており、拡張性は落ちます。

メリットとしては、省スペース、価格が安めとコストパフォーマンスに優れます。

パソコンをデスクの上に置きたいけど、あまりスペースを取りたくなくて、
コスパのいいパソコンを組みたい人向けです。

メモリスロットが2~4スロット、拡張スロットが最大で4つとなっている。

Mini-ITX

f:id:Uzil:20201010225343j:plain

"Mini-ITX"マザーボードです。一般的な3種類のうち、一番小さいサイズです。

基板サイズは170mm x 170mmの正方形となっております。
"Micro-ATX"規格よりも小型サイズなっていて、さらに小さいサイズのパソコンを作る際に
用いられます。

基盤が小さいため、拡張性もなく、機能も最低限になっているものがほとんどです。
PCケースが小さくできるが、逆に冷却性が悪くなり、小型なのにコストもかかります。

品数も少ないため、選択肢は狭いです。

なので、メインPC用ではなく、サブPC用としてはいいかもしれません。
また、かわいいPCケースが多く、女性に人気だとか!

メモリスロットが1~2スロット、拡張スロットが基本1つとなっている。

マザーボードを取り付ける際の注意点

選ぶ際に初心者には何が何だかわからないと思いますので、
Intel製とAMD製で1つずつCPUを例にあげて、選び方のポイントをご紹介いたします。

Intel Core i7 10700K

f:id:Uzil:20201011000452j:plain

第10世代Intel製CPUに対応しているチップセットを搭載しているマザーボードを探す必要があります。
対応しているチップセットは”Intel400シリーズ”となっています。

”Z490”や”H470”や”B460”の400シリーズから選択することになります。

さらに細かく紹介すると、

Zシリーズ・・・オーバークロック対応モデル。基本的に高価格高機能高耐久性となっていて、
        負荷のかかるゲームや、オバークロックをする方はこの製品を選びます。

Hシリーズ・・・ミドルクラスのマザーボード。一般的にはこのHシリーズを購入するといいでしょう。
        拡張性や機能も豊富で、オーバークロックしない方は基本的にこのシリーズを選択。

Bシリーズ・・・エントリークラスのマザーボード。最廉価グレードとなっており、機能等は最低限あります。
        Bシリーズにもゲーミングモデルがあるので、自分の用途に拡張性が合っていれば、
        最もコスパの高いシリーズとなります。

Intel製CPUおすすめセット

Intel製CPU Core i7 10700F + ASUS TUF GAMING H470マザーボード
のセットがおすすめです。

コスパの良い10700FとASUSのゲーミングモデルの高耐久マザーボードです。
拡張性もよく、高耐久性マザーボードで、高コスパです。
PCIex16が2つ搭載されており、1つは強化スロットになっており、
重量のあるグラフィックボードを搭載しても大丈夫です。

Amazonでセットでおよそ56018円となっています。(R2.10現在 )

AMD Ryzen7 3700X

f:id:Uzil:20201011005707j:plain

第3世代AMD製CPUに対応しているチップセットを搭載しているマザーボードを探す必要があります。
対応しているマザーボードは"AMD300、400、500シリーズ”となっています。
※300、400シリーズはBIOS更新が必要になるので、初めての方は500シリーズを選ぼう。

”X570"や”B550”シリーズから選択することになります。

Xシリーズ・・・ーバークロック対応モデル。基本的に高価格高機能高耐久性となっていて、
         負荷のかかるゲームや、オバークロックをする方はこの製品を選びます。

Bシリーズ・・・エントリークラスのマザーボード。最廉価グレードとなっており、機能等は最低限あります。
        Bシリーズにもゲーミングモデルがあるので、自分の用途に拡張性が合っていれば、
        最もコスパの高いシリーズとなります。

Intelと違い、中間グレードがありません。

AMD製CPUおすすめセット

AMD製CPU Ryzen7 3700X + ASUS TUF GAMING H550マザーボード
のセットがおすすめです。

こちらもTUFゲーミングマザーボードです。
私としては、ASUS社のパーツに非常に信頼性があり(ASUS以外はほとんど使ってない)
標準ソフトも非常に優秀で、BIOSから設定しなくても、ソフトウェア上でいじれるのが優秀です。

また、ゲーミングモデルなので、高耐久性で、拡張性もあり、非常にコスパの良いセットです。

Amazonでセットでおよそ56780円となっています。(R2.10現在)

まとめ

いかがでしたでしょうか。
初めての方はわかりづらいかと思いますが、一つ一つ理解すればわかりやすいと思います。

最後に2種類紹介しましたが、あくまでマザーボードの選択の時の参考になればと思います。
色々な種類がありわかりづらいかと思いますが、少し検索すれば出てきますので、
自分で勉強してみてみるのもありかなと思います。

それでは、よりよい自作PCライフを!(^^)/