初めての自作PC #5 グラフィックボード編
こんにちは、ゆーじるです!(^^)/
このシリーズも5話目となりました。
さて今回は、PCゲーマーにとって最も重要なパーツ”グラフィックボード”について解説していきたいなと思います。
- グラフィックボードとは?
- まとめ
グラフィックボードとは?
グラフィックボードとは、一言で言えばモニターに映像を映しだすためのパーツになります。
・グラフィックカード
・グラフィックスカード
・グラフィックスボード
・ビデオカード
・グラボ
・GPU
上記は呼び方は違いますが、全て同じ意味です。
グラフィックボードについて
グラフィックボードがあると映像の描画処理が非常に速くなります。
イラストを描いたり、3Dのゲームをしたり、画像・動画編集をしたり、CADで図面を描いたりする際にカクカクした経験ありませんか?
ほとんどの原因がこのグラフィックボードです。
グラフィックボードの性能が足りないと、描画処理が間に合わずカクカクしてしまいます。
性能の高いグラフィックボードを買えばもちろん解決しますが、高性能なモデルは非常に高価です。
また、CPU自体にもグラフィック機能は備わっているため、高負荷なソフトを使わなければ、グラフィックボード自体が不要になります。
主要メーカーは二つ
グラフィックボードのGPUチップを製造している会社は主に2社あります。
NVIDIA・・・Geroceシリーズ、(Quadroシリーズ)
AMD・・・Radeonシリーズ
この2社がGPUのチップのトップシェアです。
そして、私たちが実際に購入する際は、グラボ販売メーカーがこのGPUチップを搭載し、
性能重視の独自設計を加え、大型ファンを搭載しリファレンスモデルより性能を上げて販売されたものを購入します。
※リファレンスモデル・・・GPU製造会社が先駆けて販売するモデルのこと。安全に動作するよう性能が抑えてあるモデル。しかし同じGPUなのでそこまで性能に差は出ない。
価格別性能差
使用用途 | 代表グラボ | 価格帯 |
---|---|---|
3Dゲーム(4K高fps) | RTX3090・RTX3080・RTX2080Ti | ¥100000~ |
3Dゲーム(UWQHD)・3Dデザイン | GTX1070Ti・GTX2070SUPER・RX5700XT | ¥50000~¥100000 |
3Dゲーム(FHD)・動画編集 | RTX2060SUPER・RX5600XT | ¥30000~¥50000 |
イラスト・CAD | GTX1660SUPER・RX5500XT | ¥20000~¥30000 |
4K映画・ゲーム(低負荷) | GTX1650・RX580 | ¥10000~¥20000 |
ネットサーフィン | オンボードグラフィック(CPU映像出力) | ¥0 |
大体価格帯はこのようになります。
自分の使用用途に合った製品を選べば、コスパの良いグラボが選択できます。
また、グラボ販売メーカーによって結構値段が違います。
人気メーカーのグラボを購入しようとすると、不人気メーカーの1ランク上のグラボが買えちゃったりします(笑)
購入する際の注意点①大きさ
自作初心がありがちなミスその①
同じGPUチップを搭載したグラボでも、ファンの搭載数などによって大きさがまちまちです。
ATXケースを使用していても、グラボによっては搭載できないこともしばしば。
なのでグラボを購入する際は必ず寸法に注意して購入しましょう。
購入する際の注意点②補助電源
よくアマゾンで、概要欄に上の画像のように書いてあると思います。
注目してもらいたいのが電源コネクタ数です。これからグラボを選ぼうとしている人、又はこれからどの電源を選ぼうとしているか考えてる人は
要注意してもらいたい。私も過去1度、電源に補助電源用のコネクタが足らなくて、電源を買いなおした経験があります。
電源容量の大きい800Wモデル等を買えば、補助電源用のコネクタも3本等多めに搭載できるようにはなっているが、
450W電源では8ピン1つかないモデル等ある。
4K60fpsで3Dゲームを楽しむなら(¥10万~)
描画処理が非常に重く、より高性能なグラボが必要になります。
ハイエンドモデルのグラフィックボードを搭載することで、最高画質及び最高fpsで動作するでしょう。
ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 Trinity ¥100,656-(R2.10現在)
発売日2020年9月発売の最新ハイエンドグラフィックボードです。前世代からのコア数が大幅に増え、より高性能な描画処理が可能になりました。
過去最高性能だった「Titan RTX」をたったの10万円という破格で超えてしまいました。恐ろしいです。
お金に余裕のある方は、この製品を買えば5年以上は最新3Dゲームで快適に遊べると思います。
3DMarkスコアは「41500」という驚異的なスコアです。
UWQHDや144fpsでゲームを楽しみたい方(¥5万~10万)
こちらはハイミドルモデルです。この価格帯のグラフィックボードを搭載していれば、まず間違いなく問題ありません。
144fps等高リフレッシュレートでゲームをしたい方にお勧めです。
価格帯に幅はありますが、自分が遊ぶゲームやソフトに合わせて購入すればいいでしょう。
MSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS ¥60,404-(R2.10現在)
発売日2020年3月のハイミドルのグラフィックボードです。ハイミドル帯では一番コスパがよく、特にゲームをする方には、
少しでも予算を割いて、このモデルを購入した方がいいです。(私も購入すればよかった。。。)
FHDなら大抵のゲームなら144fps以上でプレイできます。特にFPSプレイヤーにお勧めです。
3DMarkスコアは「24800」となっています。
3Dゲーム(FHD)・動画編集をするなら(¥3万~¥5万)
これから3Dゲームや動画編集をしようと思っている方、どのモデルを買おうか迷っている方はこの価格帯の製品を購入すれば問題ありません。
3Dゲームでも負荷の低いゲームなら144fpsは出ると思います。
イラストやCADをしている方にお勧め!(¥2万~¥3万)
イラストレーターの方でも特に大きいサイズのイラストを描く際、カクカクする人が多いと思います。
またCADをしている方で線が多い場所では重い動作になるという人にお勧めの価格帯です。
ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER ¥24,999(R2.10現在)
発売日は2019年10月の低価格帯の超コスパグラフィックボードです。
結構使っている方も多く目にします。3Dゲームでも画質設定を下げればプレイできるようになるので、画質を気にしない方はこちらの製品がおすすめです!
イラストを描く方もこの製品を使っていれば、とても快適にイラストを描けます。(友人談)
3DMarkスコア「15500」とスコアもよく、低消費電力なので電気代も安く済みます。
まとめ
皆さんいかがだったでしょうか?
まだまだ紹介したい製品が山ほどあります。
Radeon最新モデルがでたらおすすめグラボ20選なども執筆したいですね。
グラボに関しては、同じGPUチップの製品でもメーカーによって大きいときは1万円以上価格が違っていたりします。
私みたいにメーカーを統一させたい(LEDを同期させるソフトやお気に入りメーカー純正ソフトを使いたいから)方は、メーカーを統一することで
ファン回転数等を1つのソフトで制御することができるので、価格以上に便利かなと思い、多少高くても購入してしまいます。
また、安いモデルと違ってオーバークロック対応で、1ランク上のGPUに近い性能を出せるため価格が高いモデルもありますね!
人によって様々な選ぶ理由がありますが、特に気にしない方は同じGPUチップの載った低価格なグラボを購入するといいかもしれません。
次回はCPUクーラーについてお話ししようと思います。
それではよりよい自作PCライフを(^^)/